ログハウスのメリット・デメリット徹底解説!
「夢のマイホームを建てたい!!」
家の建築にあたっての選択肢は様々です。ログハウスもそんな選択肢の一つになるのかもしれません。
木々の香りに包まれたログハウスに憧れを抱く方も多いのではないでしょうか。
でも、ログハウスってなんだか面倒くさそう。。
なんか知識が必要そう。。など、不安に思うことも少なくないでしょう。
自然由来の家ならではの大変さがあるのもまた事実です。
人生で一度きりになるかもしれない大きな買い物。絶対に失敗したくない人に向けての手助けとなるような記事になれば幸いです。
本記事を読むことで、ログハウスに関する必要な知識を網羅的に把握できます。
ログハウスの魅力とは?
ログハウスにはたくさんの魅力があります。
自然由来の木々に囲まれる生活は、人間や一緒に住むペットにとって住み良いものになるというのは想像に容易いでしょう。
今回はそんな自然由来の強み。構造上の強みなど、ログハウスのユニークな特徴・メリットに絞って理解していきましょう。
自然由来の長所!?ログハウスの調湿効果
ログハウスといって一番最初に思いつく特徴。それはやはり素材である木ではないでしょうか。そんな木の特徴を存分に発揮するのが「調湿効果」と呼ばれるものです。
調湿効果とは簡単にいうと湿度を一定に保つという効果です。
ログハウスは湿度が高い時には湿気を吸い、逆に低い時には湿気を吐き出します。
梅雨の時期、外干しできず、部屋干し続き。。なんてことはよくあることでしょう。
ただでさえ、ジメジメした季節に追い討ちをかけるような部屋干し。
室内の湿度が上がり、不快指数もあがり、カビの発生確率も上がります。
しかし、前述したように、ログハウスがもつ調湿効果という特徴はこれらの問題を解決してくれます。
お客様の声にも「室内干しでも洗濯物の乾きが早い!」とありますが、まさにそれがログハウスの特徴です。
一般住宅的に最適な湿度は、50%〜60%とも言われます。
50%以下だとウイルスなどが繁殖しやすく、60%以上だとカビが生えやすいという凄まじく難しいこの湿度管理、ログハウスの調湿効果で保たれる湿度がまさに、50%〜60%になります。
ログハウスの中は常に爽やかな気持ちのいい空気で満たされており、人間もペットも大喜び、ずっと居れてしまう。それがログハウス生活の醍醐味です。
ログハウスは寒い地域でよく見られるその理由は断熱性能!?
ログハウスにふんだんに使用される木々の特徴に蓄熱性と熱伝導率が低いというものがあります。
熱伝導率は読んで字の如く、「物質の熱の伝わりやすさ」を意味します。木材の熱伝導率はコンクリートに比べると13倍も低く、この熱伝導率が低いというのは、熱が逃げにくいと言い換えることもできます。
また素材本来に熱を溜め込むという特徴ももっています。
そこに調湿性という特徴も合わさることで、蓄熱性にも優れた素材ともいえます。
寒い地域には昔からログハウスが多く見られるのはこう言った理由からでしょう。
地震大国日本でログハウスの倒壊事例が見られないワケとは?
ログハウスの特徴の中でも他と群を抜いているのが耐震性の高さです。
ログハウスが耐震等級3級という耐震性の中でも最も高い耐震性能レベルを持ち、震度6〜7レベルに対して倒壊・崩壊しない強度があるというデータがでています。
ログハウスに住む方々にとって地震が起きたらログハウスに逃げ込んでくださいと言われるほどです。
なぜ、ログハウスはこれ程地震に強いのでしょうか?それはログハウスは丸太やログ材を横に積み上げて作る構造だからです。そもそも倒れた状態で建築されているので、倒れるという考え方自体が存在しないのです。
マルアサ工房では過去に筑波大学との共同研究で耐震性能実験も行っております。
以下の動画のURLよりご参照ください。
耐火性の高さ!ログハウスって燃えないの?
一般的に木と言われると、火に弱く火事の不安も抱いてしまう方もいるのではないでしょうか?
木は燃えると言われますが、ログハウスに使われるような分厚い木に関していうと、表面が燃えると炭化層ができ、それが表面を覆います。炭化層は丸太の内側への酸素を遮断し内部まで燃え進むまで時間をかせぐ役割となります。
その間に十分な避難や消火がしやすくなることで安全であると言えます。
市街地では準防火地域と言って火事の原因になりやすい建物を立ててはいけない場所がありますが、ログハウスはそう言った場所にも立てることができるという点からも、この耐火性の高さは証明されています。
木々に囲まれたまさにECOなログハウス
ログハウスは前述した調湿性や断熱性によって空調部分においても秀でていると言えます。人工的な力、例えばエアコンやヒーター、加湿器除湿機などの使用を抑えることができるというのも想像に容易いでしょう。
また、ログハウスは薪ストーブとの相性がよく、ログハウスオーナーさんの多くは、薪ストーブを用いた生活を送っています。
木々から得られる温もりを木々が守ることで、まさにECOであると言えます。
電気代の高騰が続く昨今。省エネ効果がログハウス業界への追い風になっているのも事実です。寒さや熱さの自然に対して自然で向き合い快適に過ごすことはログハウス生活の魅力の一つです。
ログハウスいっぱいに香る木々の香りでリラックス効果抜群
ログハウスにひとたび踏み入れるとまず感じるのはすーっと鼻を通る木々の香りです。
一般的に樹木からはフィトンチッドという香り成分が放出されると言われており、
近年ではこのフィトンチッドが人体に対してのリラックス効果があるというのも注目されています。
もちろんログハウスを構成する木々からもこのフィトンチッドは放出されており、日々の生活では居住者の癒しとなるでしょう。
ログハウスの欠点・デメリットは?
ログハウスは木々を使った、まさに自然な家作りです。
だからこその大変さもあるのも事実です。ただ本来自分が住む大切なおうちに愛情を持って接するというのは当たり前にもつべき大切なことなのではないかと思います。適切なメンテナンスをしながら長く一緒に年を重ねる。そんな関わり方ができるようにここではしっかりとデメリットを理解し、そこに向き合う術をご紹介できればと思います。
木が縮む?割れる?家が沈む?ログハウスのセトリングとは?
ログハウスに使われる木材に含まれる水分量の変化によって、木が割れたり縮んだりすることがあります。これをセトリングと呼びます。全体を木々で囲われているログハウスでは一つ一つの歪みや変化は大きな歪みをもたらす非常に恐るべきことだと思うでしょう。
ログハウスって壊れやすい?と思ったかた、安心してください。ここに対しての正しい知識と対策を行えば問題はありません。
丸太や木材は縦に収縮することはありません。
乾燥すると木の表面から芯に向かって徐々に太さ直径が縮んでいきます。縮む時に発生する力がないとヒビが生じます。ただパコッといきなり割れたり外れたりすることはなく強度としても問題はありません。
そもそもこうして木材が縮むことを想定して、ログハウスは施工されます。
しっかりとしたメーカーさんに頼めば特に問題がない部分です。
こちらのセトリングを考慮せずに施工されたログハウスはどうなるでしょうか?
各部分で歪みが重なり、大きな変化をおこし、最悪の場合窓が割れたり、配管が破損したりと大惨事をまねいしてしまいます。
ただセトリングは施工後4年ほどで落ち着く現象でもあるので、しっかりと施工時の対策さえできていれば問題になりにくいものです。
必須!シーズン前の煙突掃除
こちらはログハウスの居住者すべてを対象にした話ではないですが、ログハウスの多くは薪ストーブを使用します。薪ストーブを使用する場合、薪が燃えた時にでる煙を家の外に排出するために煙突が必要になります。
その煙突内部は使用するにつれススがたまり、薪ストーブの性能を引き出せなくなったりスムーズに煙が排出できなくなってしまったり、ススに引火して煙道火災の原因となる場合もあります。
煙突掃除は、使用頻度や使用状況によって異なりますが、2〜3年くらいの周期(3mm以上のススが付着)が一つの目安です。通常は、ストーブを使わない春から秋までに行うのが一般的です。
煙突掃除は自分でもできますが、専門家に頼むのが安心です。
まとめ
ここまでログハウスのメリットデメリットをご紹介してきました。
まとめると以下になります。
【メリット】
調湿効果がある
断熱性能が高い
耐震性が高い
耐火性が高い
リラックス効果が高い
省エネ効果が高い
【デメリット】
木々が縮む「セトリング」が起こるため、知識のあるメーカーさんに依頼が必要
煙突掃除が必要
魅力の多いログハウス。マルアサ工房では常に最高傑作を作り続けるという思い
「BE THE BEST」のもと安心安全安息を実現し続けるログハウスを提供し続けております。
ぜひ一度お問い合わせください。